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日本の猫島めぐり:田代島・青島・相島の特徴と島に行く前のマナー

公開 2026-11-02・日本ねこ編集部

結論から言うと、初めての猫島なら田代島・青島・相島がおすすめです。どの島も猫が人より多く暮らしています。旅で大切なのは、エサをあげない・追いかけない・ゴミを持ち帰るの3つです。猫のペースに合わせると、猫のほうから近づいてきてくれます。

愛媛県・青島で、人の足もとに集まる大勢の猫たち
写真:暇・カキコ(CC BY-SA 4.0)

猫を見かけるとつい足を止めてしまう人にとって、猫が人より多く暮らす島は一度は行ってみたい場所です。日本には猫島と呼ばれる島がいくつもあります。船に乗って猫に会いに出かける人もたくさんいます。

この記事では、なかでも知られている3つの島を紹介します。アクセスの目安と見どころ、訪れるときのマナーまでまとめました。数字は紹介記事によって幅があります。出発前に各自治体や観光協会の最新情報も確認してください。

3つの猫島 早見表

島場所船の目安ひとこと
田代島宮城県石巻市石巻港から約50分猫神社のある島
青島愛媛県大洲市長浜港から約35分(1日2往復)猫の数が圧倒的
相島福岡県新宮町新宮漁港から約20分福岡から行きやすい

所要時間や便数は季節や天候で変わることがあります。船の時刻は事前に必ず確かめてから出かけましょう。

田代島(宮城県):猫が大漁を呼ぶ守り神の島

石巻港から船で約50分。東北で唯一の猫島として知られています。田代島では猫は昔から大漁を招く縁起のよい生き物として漁師さんたちに大切にされてきたと紹介されています。島の中央には猫神社もあり、猫は島の信仰や暮らしと深く結びついています。

人口は紹介によって数十人から100人ほどと幅があり、猫のほうが多いといわれます。猫の天敵とされる犬は原則として島に入れないと伝えられています。島の人たちが猫の暮らしやすさを守ってきた島です。

島に着く大泊港から猫が多く集まる仁斗田港までは、徒歩で約30分と紹介されています。観光客は多いときで年間4万人を超えるとも伝えられます。少ない島民の暮らしと猫と旅行者が同じ島を分け合っています。だからこそ静かにゆっくり歩くことが大切です。

青島(愛媛県):猫の数がとにかく圧倒的

愛媛県大洲市の青島は、長浜港から定期船で約35分。便は1日2往復だけです。島民は十数人とされ、猫は100匹をはるかに超えると紹介されてきました。2017年の記事には猫約140匹と島民15人という数字が出ています。

青島の路上で、輪になって集まるさまざまな毛色の猫たち
写真:暇・カキコ(CC BY-SA 4.0)

島には宿泊施設・トイレ・自動販売機・飲食店がないと紹介されています。飲みものと食べものは持参し、帰りの船の時刻も必ず自分で確認して渡りましょう。

猫が増えすぎないよう、不妊手術をして元の場所に戻すTNRという取り組みが進められているとも伝えられています。島の猫たちはそうした地道な活動に守られています。

相島(福岡県):福岡から日帰りで行ける猫の島

福岡県新宮町の相島は、新宮漁港から町営の渡船で約20分。往復運賃は960円と紹介されています(改定されている可能性があります)。猫は150〜250匹ほどと紹介によって差があり、約200人の島民より多いといわれます。港の観光案内所「島の駅 あいのしま」ではレンタサイクルも借りられます。

食べものを持って外で食べていると猫が寄ってくることがあります。それでもエサやりは禁止されています。お弁当は猫に見せないよう静かな場所で食べるのがおすすめです。

猫島で守りたい5つのマナー

  1. エサをあげない。青島と相島ではエサやりは原則禁止です。人の食べものは猫の体に負担になることもあります。
  2. 追いかけない・無理に抱かない。猫から近づいてくるのを待ちましょう。しっぽを立てて寄ってくる猫はあいさつのサインです。大きく振っているときはそっと距離をとります。しっぽの読み方は猫のしっぽの気持ち完全ガイドにまとめています。
  3. なでるなら猫が喜ぶ場所だけ。おしりやおなかが苦手な子は多いので、基本は頭のまわりを軽くなでます。くわしくは猫がよろこぶ、なでポイント3つをどうぞ。
  4. ゴミは持ち帰る。島にはゴミ箱がない場合も多いです。ゴミは猫にも島の人にも迷惑になります。
  5. 島のルールと島の人を大切に。写真を撮るときは民家や人が写り込まないよう気をつけましょう。

猫に近づくときの3ステップ

島の猫は人なれしていることが多いです。それでも猫には猫の気分があります。次の3ステップを覚えておくと、猫のほうから寄ってきてくれる確率が上がります。

  1. 立ち止まって目線を低くする。じっと見つめずゆっくりまばたきを返すと、猫には「敵ではないよ」と伝わりやすいといわれます。
  2. 指先のにおいをかがせる。指をそっと差し出して猫がにおいを確かめるのを待ちます。顔を寄せてきたらOKのサインです。
  3. 嫌がるそぶりが見えたらすぐやめる。耳が横に寝る・しっぽを大きく振る・体をこわばらせるのは「もうやめて」の合図です。

島に行く日の持ちものチェック

海が荒れると船が欠航になることもあります。余裕のある日程で出発前日にも運航状況を確認すると安心です。

島のほかにも猫に会える街があります

船に乗らなくても猫と出会える場所は日本にたくさんあります。広島県尾道の「猫の細道」では、路地や神社のまわりでのんびり過ごす猫たちに会えます。

尾道の猫の細道にある小さな神社の前で、こちらを見つめる三毛猫
写真:Payton Chung(CC BY 2.0)

沖縄県宜野湾にも、猫たちが人の暮らしのそばで過ごす場所があります。どこへ行く場合も猫のペースに合わせることが、旅をいちばん素敵にします。

沖縄・宜野湾で、人の暮らしのそばに集まる猫たち
写真:Nelo Hotsuma(CC BY 2.0)

島から帰ったら

島の猫にさわったあとは手をよく洗い、おうちの猫に会う前に着替えると安心です。念のため数日は、おうちの子のくしゃみ・目やに・下痢といった変化に気をつけてあげてください。気になる様子があれば、旅行に行ったことも伝えてかかりつけの動物病院に相談しましょう。

まとめ

猫島の旅は、猫に会うだけでなく猫と島の人たちが長い時間をかけて築いてきた関係にふれる旅でもあります。田代島の猫神社・青島の猫たちの大集合・相島の気軽な船旅。マナーを守って自分だけの出会いを見つけてください。

猫島で出会った猫の写真はありますか?Instagramで #JapanNeko をつけて見せてください。

参考にした情報

この記事は一般的な情報をまとめたものです。人口・猫の数・船の運賃や便数は紹介記事によって幅があり、変更されることもあります。訪問前に各自治体や観光協会の最新情報をご確認ください。

よくある質問

猫島とはどんな島ですか?

島に暮らす人より猫のほうが多いといわれる島です。日本各地にあり、田代島(宮城県)・青島(愛媛県)・相島(福岡県)は特に知られています。猫は島の人たちに見守られながら暮らしています。

猫島で猫にエサをあげてもいいですか?

青島と相島ではエサやりは原則禁止と紹介されています。島ごとにルールがあるので案内や掲示に必ずしたがってください。人の食べものを見せたり与えたりしないのが基本です。

犬を連れて行けますか?

田代島では犬は原則立ち入り禁止と紹介されています。ほかの島もペット連れの可否が変わることがあります。出発前に自治体や観光協会へ確認しましょう。

青島へは日帰りで行けますか?

定期船は1日2往復で長浜港から約35分と紹介されています。島には宿泊施設も自動販売機も飲食店も見あたらないと伝えられています。飲みものと食べものを持参し、帰りの船の時刻を必ず確認してください。